映画ファンの間では、古くから映画のレビューを掲載した同人誌が人気を集めてきました。
単に自分の評価を書くだけでなく、意図的に厳しいレビューを書いて問題提起をしたり
ファンの間で議論を促すといった目的で書かれる場合もあり
映画文化を深める役割も果たしていたのです。
ネット上のレビューの場合、匿名性が高く
手軽な反面、単に投稿者が好き勝手書くだけで終わってしまうのに対し
同人誌の場合は制作に携わる人間が責任を持って評価を書くことになるため
より深く充実した内容になることが多いのです。
当然、読む側もわざわざ同人誌を購入し、手にとるわけですから
熱心な人が多く、活発な議論が展開される環境となるのです。