では、どのような作法があるのかということですが、まずは神社について考えましょう。
神道は「清さ」を非常に重視する宗教ですので、神社に入る前に「清め」をするように取り決められています。
境内に入る前に必ず柄杓が置かれた水場がありますので、そこで身を清めて入境しましょう。
この水場を手水舎とかお水舎と呼んでいます。
どのように身を清めるのかというと、まず右手で柄杓を持って左手を洗い、次に柄杓を持ち替えて右手を洗います。
また柄杓を持ち替えて左の手のひらで水を受けて口をゆすぎ、最後に柄杓を立てて持ち手部分を洗います。
面倒なように思いますが、穢れた手で口をゆすいでも綺麗になりませんから、一番合理的な清め方であると言えるでしょう。
もちろん、これは儀式上の清めですので、極端に口をぶくぶくゆすがなくても大丈夫です。
こうしてさっぱりした気分で神社に入っていきましょう。